⑩安国寺

(芦辺町深江栄触546)

1338年(暦応元)足利尊氏と直義は、平和祈願と元寇以来の戦死者の菩提を弔うため、全国六十六ヶ国と二島に安国寺建立を命じた。壱岐では従来あった海印寺を安国寺に当てた。開山は京都南禅寺の禅師無隠元晦である。「師子窟」の扁額の掛かる仏殿は、二重屋根の重厚な建築物。また境内のスギの巨木が目をひく。