⑥天手長男神社

(郷ノ浦町田中触730)

祭神は天忍穂耳尊(あまのおしほみのみこと)、天手長男命、天錐女命。137段の苔むした石段を上り詰めると山頂に社殿がある。所々に極彩色の装飾が残っており、昔の栄華が偲ばれる。脇のお堂には島外からも産着が奉納されていて、子どもの無病息災を願われている。また、ここから出土した石造弥勒如来坐像には延久二年(1070)の銘があり、日本で三番目に古い石像として国の重要文化財になった。